パッチ5.5感想

パッチ5.5を終えた感想です。まとまりはないです。
メインクエスト、ウェルリト戦役の順で書いています。ニーアはレプリカントをやらないことには書けないと悟ったので、今回はパス。
※PCは「冒険者」と表記します。

メインクエスト

■全体を通して

ずっっっっっっっっっっっっっとアレンヴァルドとアルフィノがフラグを立てるから怖くて怖くて仕方なかった……面会出来ないほど容態が悪いアレンヴァルド、5.55ではどうか顔が見れるようになってほしい。
彼も、彼を生かそうとして目の前で大事な仲間を失ったことがある。だからこそ、立ち止まれないし立ち止まらない。

今回もカメラワーク最高でした。特に、アレンヴァルドとフォルドラが旅立つシーン。木箱越しに冒険者とアルフィノを映すの、最高。

新IDはドラゴンに乗れるだけで優勝という感じでした。あのアトラクション感はアニドラス・アムネーシスに匹敵する。終盤、ティアマットがパーティに随行してくれた時は過呼吸になるかと思うくらい嬉しくて泣いた。まさか七大天竜と肩(?)を並べて戦うなんて思わなかった。蒼天のイシュガルド、ここに完結。

ハイデリンについて、ちょっと突っ込んだ話が出てきて、いよいよ暁月に向かっているんだという感じがひしひしと。そして、新しい冒険の舞台はシャーレアン確定ですね。本当に、本当に嬉しい……!どんな街並みで、どんな人がいるのか。アルフィノとアリゼーの故郷、たくさん案内してもらおう。あと、ファルシュノさんにご挨拶に伺わなければ。

5.5ではPVに出ていたルナ蛮神がほぼ出てこなかったけれど召喚はされているということだったので、5.55で出てくるのかな……オデン……。
曲がりなりにも蛮神召喚なので、環境エーテルのバランスも気になる。一回の召喚ですごい量のエーテルを食うはずで、同時多発的な召喚の影響はかなり大きんじゃないかと少し心配。

毎度お馴染みのテロフォロイ。もういい加減にしてくれ以外の気持ちがない、勿論褒めています。
「杭」とか「制御」とか匂わせる言葉が幾つかありましたが、ゼノスくんが制御するようなもの、且つ塔が帝国のテンパードを生み出していることを考えると、魔導城の術式が関わっているのかな、と。塔の内部では拐われた各地蛮神に関わる種族がエネルギーとして取り込まれていましたが、魔導城の場合は何がエンジンになるのか。帝国人?「ソル帝」の体はまだ残ってはいるだろうけど、あれはクローンであり器でしかないから、願うための自我、魂がないはずだし使えない。そうあってほしい。

今回、ゼノスくんは武器ガチャの結果を見せてくれなかったけれど、でも鎌なんだろうなぁ。
ファダニエルくんのクソるんるんステップを毎回楽しみにしているので、今回も見られて嬉しい。エモートでもらえないかな、と少しだけ期待しています。

■ティアマットのこと

PVに出てきた時から覚悟はしていた。バハとの思い出、本当に良かった。
話し出す時に「いかに生きたかを謳う」と言っていたのがすごく印象的。長い永い時間を生きる竜にとって、メラディシアでの日々はまだ思い出にするには鮮明なんだと感じられて。だからこそ、子どもたちが道具にされていること、愛する翼がまた辱められている現状が許せない。
五千年、空に焦がれながらも繋ぎ止められていた翼がまた空を駆け、愛する者たちのために戦う。

メインストーリーに限らず今回のパッチは全体を通して、過去の行いも全て認めて背負い、罪や想いの重さに歩みを止めるのではなく前に進んでいく人たちの物語でした。ティアマットも、エスティニアンも、ウェルリトのガイウス一行も。

■エスティニアンのこと

もし冒険者が道を違えても、この人なら終わらせてくれる。

正直に言うと、彼はどこかに属しているよりも一人でフラフラしててほしい気持ちが強かったから、暁加入は嬉しいけど彼にとってそれはいいのかな、と複雑な心境。
いざ蓋を開けてみればそんなものは杞憂でしかなかった訳ですが。
エスティニアンがアルフィノ、そして相棒に救われた者として槍を貸すと決めてくれたのが本当に嬉しい。彼は蒼の竜騎士、イシュガルドの英雄。何もかもを守ることは出来ないと理解しているから、だからこそ大事にしたいと思い定めたものは守り通す。そういう強さを持つ人がアルフィノも冒険者の隣りにいてくれるようになって、本当に嬉しい。
「消えてほしくない、消えさせはしない」と思う相手の隣りにいることを選択出来る男、エスティニアン。つよい…本当にいい男だ…。
ストーリー終盤はずっとアルフィノの隣りに立ってくれていて、ああ、この人なら大丈夫だ、と安心した。

ティアマットに対して、ニーズの想いを知った彼だからこその言葉が刺さる。誰よりも強く在ろうとしたニーズがラタトスクや他の兄弟たちを愛していたと、彼の口から聞けるなんて思いもしなかった。それに、竜に乗る竜騎士が見れるなんて……蒼天のイシュガルド、完結しました。

新IDにて。
いきなりパーティーインはしないのか、残念と思っていたら急に意味の分からんスピードでビュンビュン飛び回ってサポートしてくれて笑ったし嬉しかった。嬉しいけれどもっと近くで戦いぶりを見せてほしいし見てほしい。ところで、アイメリクにはちゃんと会ったのだろうか。同じ戦場にいるし、竜騎士の戦いは派手だからもしかしたらジャンプした時にアイコンタクトとかしてるかもしれない。いや、してる。

次に動き出すまでは離れていた時間を埋めるように、たくさんの冒険をアルフィノから聞いてほしい…あとグ・ラハと仲良くして……頼むから……。
それはそうとして機械音痴の相棒、喋るだけで面白いのずるい。
あと、ずるいと言えばアイコンタクトで会話するの辞めてくれませんか死にそうになるので…プレイヤーが…。

■グ・ラハのこと

この英雄オタク(100歳オーバー)、終始楽しそうで本当……本当に良かったね。もっといろんな所に行こうね。
イシュガルドに着いた時、彼の息が白くなっているのを見てとんでもなく泣いてしまった。服寒そう。絶対に、絶対に皇都デートしような…絶対しよう。彼が愛し、君が救ったイシュガルドを見て回ろう。フォルタン伯にも会ってほしい。エスティニアンと会った時の反応、キュピーンってしたのが可愛すぎて、ちょっとだけ「ん?」とはなったけど彼が楽しそうなら良いです。自分の人生を精一杯生きて、生きて、生き抜いて。

かと思えば、会談の時や緊迫した場面になると公の声音に近付く。グ・ラハと公が地続きであることが感じられるポイントが随所にあって、胸が痛い。

そういえば、彼はシャーレアン出身ではない、のかな。もしシャーレアンなら親御さんにご挨拶に伺わなければいけない(ご挨拶2件目)

■アリゼーのこと

この子が今回のMVPです。
アルフィノと間違われて怒ったのは、「間違えられたこと」に対してじゃなくて「アルフィノがあんなにも大事に思っている相手が間違えたこと」に対してなんですよね。「この程度」と言ったことでもそれは分かる。
彼女は心を返す子だ。恩義には全力で報い、売られた喧嘩は全力で買うし、やさしさも厳しさも全部全力。
第一印象が最悪でも旅を共にして、しっかりと自分の目で見て、描写はなかったけれど恐らく会話も多少はしていると思うので対話をしたからこそ、アレンヴァルドの件では冒険者とエスティニアンに兄を任せた、任せるに値すると認めた。
君は本当に一生懸命生きている。

ティアマットにかけられた祝福を解いたこと、物凄い偉業なんですけどもっと褒められて良いと思いません???????ティアマットに「心優しき小さき者」って言葉をもらっていたところで泣に泣きました。ほんとう、この子は良い子なんですよ……。

ウェルリト戦役 完結編

本当に最高にしんどいお話でした。完結を見られて本当に良かった。

今回もガン●ムオマージュが最高でした。怒られないかひやひやしてしまったくらいには。
「アリーとアルフォンスを助けにいこう!」はあの青いマイスターが手を伸ばした時のセリフと重なるし、アリーが停止しちゃったダイヤを動かそうと必死になっているシーンは青いマイスターがダブ●オーを初起動させるところと重なるし、最後の最後でガイウスの子どもでよかったって言うところは超兵だしもうどうにかなるかと思った。
あと、アリーが脱走したこと、がんばれおじさんがアルフォンスは安全な場所にいると言ったこと(ここで泪のムコウが頭の中で流れてもうだめだってなりました)で、「これオ●フェンズだ!!!!!」となりました。まさか、体ごとじゃなくて一部だけとは思わなかったけれど……
ありがとう機動戦士ファイナルガン●ムファンタジー14…最高のロボでした。願わくば、もう一度Gウォリアーで戦いたいです。

がんばれおじさんは徹頭徹尾気持ちの良い小物で外道で最高でした。
これまでのウェポンシリーズをアートと言ってみたり、皇帝になると言ってみたり。彼はもう帝国が瓦解しかかってて、入城しようとしている魔導城には王座なんてもうないことを知っていたのかな。もし知らずにこんな大見得を切っていたなら、あまりにも悲しい。フォルドラも言っていたけど、あんなに強大だった帝国がこんなにかんたんになくなってしまうなんて、ガレマール人こそ信じられないはずだよ…。
今更気づいたんですけど彼の目の色、緑色なんですね。緑の目は嫉妬の象徴と言われるそうで、素晴らしいキャラ造形に脱帽するしかない。本当に彼にはガイウスへの嫉妬心しかない。
最期はプチッとね…あそこまで音がすごいのびっくりしたし、思わず「わあ」って言っちゃった。

ウェルリトに限らずですが、今回のストーリーは「名前」に重きを置いていたように感じました。
メ・ナーゴの名前を選ぶ選択肢に始まり、ガイウスが「ただのガイウス・バエサルとして」と言ったり、最後には英雄ではなく冒険者その人の名前を呼んでくれたり。序盤ではエオルゼアの英雄を信じる、と言っていたので分かりやすく対比になっていて泣きました。
冒険者を英雄と言ってくれる人はたくさんいる。その名前が光や希望、支えや前に踏み出す力を(本人に自覚があるかは置いておいて)与えていることも理解しているし、その名前があったからグ・ラハは公を経て側にいてくれている。だからこそ?なのか、蒼天時のエスティニアンみたいに、英雄ではない「ただの冒険者」を見てくれる人は無条件で好きになってしまう。

最後のエピローグムービー。夜明けの演出が本当に大好き。これに尽きる。良い物語でした、本当にありがとう。